冬になると、温かい温泉でゆっくりしたい〜という気持ちになりますよね。

私も温泉大好きです。

温泉というと「美肌の湯」という名前がついている温泉があったりして、入るだけで肌に良いイメージですが、メカニズムを知らないと、美肌どころかお肌の負担になっちゃうかもしれないのです。

温泉に入るとお肌ツルツルの理由

温泉が美肌にいいと言われるのは、入ったあとにお肌がツルツルになるのを実感する方が多いからだと思います。

でもみなさん、なんでツルツルになるかその理由をご存知ですか?

ツルツルになる理由は、お肌を溶かしてしまうから!! え?お肌が溶けるの?と思った方もいらっしゃると思いますが、お肌と言っても肌そのものが溶ける訳ではなくて、お肌の一番上にある角質を溶かしてしまうのです。私がたまに行く那須の芦屋温泉には、温泉博士が「お肌がツルッとするのは角質層の溶解によるものです」と明記されています。

ツルツル=美肌はうそ

ここでお肌の構造について簡単に書きますね。私たちのお肌の1番上には、角質層があります。角質層は、簡単に言うとレンガを何層にも積み重ねて、外からのダメージから肌を守ってくれるもの。その厚みは、0.2ミリくらいです。サランラップ1枚くらいの厚みですね。

でもサランラップは薄いけど、ないとあるとでは大違い。サランラップをしないと切ったリンゴはすぐに茶色くなりますが、ラップをすれば色が変わりません。これは、ラップをする事でリンゴが空気に触れないので酸化防止効果があるからなのです。

話はそれましたが、角質層は外部のダメージ要因からお肌を守ってくれる大切なもの。だから、それが解けることでお話がツルツルになるとしたら、それは美肌になるとは違うのです。

温泉で角質層が溶けてしまうのは、なぜ?

答えは簡単。日本の温泉の多くは、アルカリ声だから。参考までに日本の温泉のpHを一覧表示にしたページ(http://www5b.biglobe.ne.jp)を見てください。ほとんどが強アルカリ〜弱アルカリなのですよね。アルカリ性というのは、簡単に言えばアルカリ洗剤と同じこと。洗剤が油汚れを落とすように、アルカリ性の温泉は肌の皮脂をとってしまうだけではなく、角質層も溶かしてしまうパワーがあるのです。言ってみれば温泉に入るということは、ケミカルピーリングするようなもの。アルカリのパワーで古い角質を溶かしてツルッとした表面にしてしまっているのです。古くなった角質は、古くなったところだけが剥がれ落ちて新陳代謝を繰り返すところを、まだ古くない角質も無理に剥がしてしまうため肌の負担になりやすいのです。時々、温泉でお湯がピリピリするのは、肌がアルカリ性の刺激を受けている証拠。なのでお肌の弱い人は、ピリピリする温泉には入らないことをお勧めします。

お肌は弱酸性の状態の時が、一番調子が良いようにできているのです。

ちなみにアトピー性皮膚炎がある方は、肌表面がアルカリ性に傾くことが多いそう。

温泉で美肌になる方法

私はケミカルピーリングしたことないのですが、やったことがある友人によるといらない角質をピーリングで剥がしたあとは外部刺激に弱くなるので、保護が必要なのですって。温泉も全く同じです。一瞬ツルツルするから”美肌になって嬉しい!”と、お風呂を上がってお肌に何もつけずにそのままにしておくのはNG. お肌を守るための皮脂も流され、角質も溶けて(全部ではないですよ、もちろん)いる肌は、保護してあげることが何よりも大切なのです。だから、お風呂から上がったらまずボディクリームなどで皮膚を保護してあげましょう。出てすぐに塗ることが大切です。そして、温泉ではお肌をゴシゴシ擦って洗わないこと。角質が薄くなっているので、お肌は刺激に弱くなっています。優しく洗ってあげましょう。最後にまとめておくと、温泉で美肌になるには、1)体をゴシゴシ洗わないこと。2)ボディークリームなどで、しっかり肌を保護すること。3)血の巡りが良くなるとお肌にも良いので、温泉で温まってリラックスすること。です♪