美容成分がぎゅっと詰まった美容液。
ドラックストアのリーズナブルな価格の物から、
数万円の高級美容液まで、お値段はいろいろありますよね。
でも共通しているのは、成分がしっかり入っていて,なんだか効きそうなイメージ。

美容液はエイジングケアや、美白、シワを改善するなど、お悩み別に成分を厳選して作ることが多いので、より大きな効果を期待できる商品なのです。

せっかくお悩みに効くのなら、一番効果的な使い方を知りたくないですか?

例えば、美容液は、

化粧水の後に使う
乳液のあとに使う
お手入れの最後に使う

など、その商品によって使い方はさまざまなので、いったいどれが正しいの?と思う方も多いのではないでしょうか。

さまざまな使い方がある中で、美肌のための基礎化粧品を開発している私のおすすめの使い方は、洗顔後の肌に直接付けること。
そういうと、えっ?化粧水は付けないの?と思われる方が多いと思います。
はい、私のおすすめは化粧水は使わないことなのです。

化粧水は、その名前からみても分かるように、
大部分がお水でできています。実は全体の80-95%くらいがお水。ローズウォーターやハーブウォーター使用という化粧水などもありますが、これも、やっぱりバラの花びらエキスや、ハーブエキスが入ったお水のこと。
そのお水の中に、ヒアルロン酸やコラーゲン、◯◯エキスなど、少量の保湿成分が入っているのが、一般的な化粧水なのです。

話は少しそれますが、化粧品は配合量が多い順に書くことが、義務づけられています。
なので、全成分をみてみると、化粧水も、美容液も、乳液も、クリームも、配合の1番上にくるのは必ずお水です。(オイル製品を除く)
言ってみれば、化粧品は基剤と呼ばれるお水に、成分を足して作っているのです。
ですので、一般的には水が多いほど使用感はさっぱりしてみずみずしい、少なくなるほど濃厚となります。

洗顔後シャバシャバと化粧水を付けるとさっぱりして潤うから好き…という方がたくさんいますが、実は、お水で肌表面が湿ることで、潤いを感じているだけなのです。
お水は表面を湿らせるだけで、角質層の中に潤いを届けるわけではないので、
美容成分がより多く入っている美容液からお手入れを始める方がより効果的だと、私は思っています。

もちろん、女性の場合、化粧品の効き目は商品そのものだけではなくて、気持ちの部分もとても大切。気持ちいいな、キレイになってるなと思いながら使用すると、効果が表れやすいと言われています。なので、洗顔後はとにかくシャバシャバしたテクスチャーのものをつけてからお手入れを開始したいと思う方は、洗顔→化粧水→美容液の順番でもオッケー。でも、より効果的に美容液を使いたいと思う方は、洗顔→美容液の順番を、ぜひ試してみて!