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●美しさは纏(まとう)もの
「お金をかけないとキレイになれないのでしょうか?」このテーマは良く雑誌でも見かけますし、
わたしも友人やお客様からご質問を受けることがあります。
わたしの答えは、Yes でありNo。
こうお答えすると、「結局どっちなの?」と怒られてしまいそうですが…
美しさって、纏う物だとわたしは思うのです。
例えば、ケネディ元大統領の奥様だったジャクリーン。アメリカでは美人として有名ですが、
お顔立ちだけでは美人とは言えないのではないかと、わたしは思うのです。目と目が離れていて、とても個性的な顔立ちですよね。お顔の美しさなら、もっと端正な顔立ちで綺麗や方は沢山いると思われるけど、ジャッキーが「美しい人」として人気があるのは、彼女の美人オーラのせいではないかと思います。まず彼女は、知的なのです。アメリカのとても裕福な家庭に育ったジャッキーは、フランス語が上手で、どこか貴族的な雰囲気をもった人でした。彼女の持つエレガントな雰囲気、これが大統領夫人となった時に、多くの人の憧れとなったのです。
知識や教養を身に付けること。これは、そんなにお金をかけなくても出来ることではないでしょうか?本や新聞を読むようにしたり、お笑いやドラマを見ている時間をニュースを見るようにしてみるなど、少し努力すれば、お金をかけなくても見につくことも多いはずです。
●お金をかけた方がいいこと
かなり前に何かの雑誌で面白い記事を読みました。林真理子さんのエッセイだったのですが、
林さんいわく、ユニクロを着ていてもカッコいい大人は、若いころにお金を使った人だからと書いていました。
例えば、シャネルのお洋服を着ていても、それがしっくりしていなくてシャネルのコピーのように見えてしまう方もいれば、コピーを着ているのに本物のシャネルを着ているように見える方もいます。この違いは何かというと、やっぱりその方の持つ雰囲気なのです。オーラとも言えるかも知れませんね。
その美人オーラを纏うには、お金を使ってお勉強することも必要だと、林さんは書いていました。例えば、少し背伸びしてブランドのお洋服を着てみたり、
ちょっと高くても素敵なレストランに行ってみたりすること。一見無駄使いのように見えるけれど、この経験がその人の雰囲気を作っていくのだと。
私もこの意見に賛成です。経験は自分に自信を与えてくれるもの。自信がある人は、素敵に見えるものです。
だから、プチプラのシャツにデニムというコーデでも決してチープにならず、かえって、”あの人、お金をかけてないのに素敵”という人になれるのです。
たがら最後にまとめておくと、美人オーラを纏うには、お金を賢く使うこと。使わなくても良いところは自分で努力する、そして、使うべきところには使う。このバランスが大切だと、わたしは思います。