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そもそも化粧水ってどんなもの?

一般的にみなさんが化粧水に持っているイメージは、「洗顔後のお肌に水分を与えてくれるもの」なのではないでしょうか?水分を与える=潤いにあふれたお肌という感じがしますよね。でも実は、化粧水はその名前の通り、ボトルの中のほとんどが「水」なのです。ボトルの中の80〜95%が「水」で構成されています。一般的には精製水といって雑菌を極限まで取り去ったお水を使用しますが、でもやっぱりただのお水です。お水でお肌が潤うならお風呂に入ればいいはずですよね。でもお肌の構造を考えれば「水」でお肌が潤うことはないことがわかります。温泉でお肌が潤う感じがあるのは、また別の理由なのです。(これについては、温泉の美肌効果本当はないかも?に書いています)

お肌にお水が入らないわけ

ここで少しお肌の構造について見てみましょう。お肌は一番外側にあるので、常に外界にさらされています。外界は目に見えない大きさの雑菌や大気汚染、そしてホコリなど、さまざまなダメージ物質に溢れています。これらの有害物質が体内に入り込まないようにブロックすることが、お肌の大切な役割の一つなのです。だから、もちろん「水」も肌内部には入りません。お水を使うたびにお肌の中に入ってしまったら、手を洗うたびに水と雑菌が一緒にお肌の中に入っちゃう。。それは大変ですよね!

化粧水で潤う気がする理由

ではなぜ化粧水をつけると潤う感じがするのでしょう?それは、化粧水の中に入っている保湿成分が、そう感じられるから。化粧水の中には、BG,ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、水溶性プロテオグリカンなどの保湿成分が入っています。これらがお肌をしっとりさせてくれているのです。

化粧水を使わないという選択

上記のように、化粧水の中の保湿成分がお肌の潤いの理由だとしたら、化粧水はいらないのでは?というのが私の結論。化粧水に数千円のお値段を払うなら、その分の費用を美容成分がより多く入っている美容液やエマルジョンにまわした方が効果は感じやすいのではないかと思うのです。あれもこれもにお値段をかけるのは、何だかもったいない気がしてしまいます。最後になりますが、洗顔後すぐに化粧水でお水を届ける。。というのは、日本をはじめアジアの人に多いお手入れ方法なのです。欧米では化粧水は汚れを拭き取るものとして使うことが多いの。欧米と比べてもともとお水が綺麗な国に育った私たちは、「水」に対して清らかで美しいものというイメージがあるのかも知れないですね。いつもそうしているから。。という習慣を見直して、化粧水を使わないお手入れをすること。。ぜひ試してみてください。